風花雪月ライブレポ
その1

当日のライブレポは、阿部義晴氏のホームページにリンクをはっているファンの方たちのページ上でご覧になれるので、ここでは「風花雪月」完結編が出来るまで私の目から掘り起こしたいと思います。

昨年11月頃だと記憶しています。

阿部氏から「2月にニ子玉のホール4日間借りられるんだけど、何かやってくんない?」と持ちかけられ、その時は、どれか1日出ればいいのだろう、と軽い気持ちで承諾したのでした。
しかし、「4日間全部だよ」と、事もなく返されたその時は、4日間も何をすれば良いのかと、引き受けた事の重大さを痛感し、何とかせねばとアイデアを練りはじめました。

そして、明けて1月13日。初めて一同交えての第1回ミーティング。
各々がアイデアを出し合って見たのですが、こんなに職種が違うプロ達が、1つの事をすると言うのはやはりそう簡単にはいかなく、収集が着かなくなり、最後はただの飲み会となり、解散。
決まった事と言えば、まず阿部氏の曲を軸にして考えよう、そして、変に茶番(はりぼて)にはしたくないね、という事のみでした。
※この時の事が後日よく話に上がったのですが、阿部氏曰く、「よくあれをまとめたよね」と相当な苦労が見受けられます。

2月2日第二回打ち合わせ。
インフルエンザのため、欠席。アシスタント(山本)に詳細を託し、療養。
※この山本が、今回、四日間を風の日、花の日、雪の日、月の日に分ければ、というアイデアを出しました。

次の日、聞く所によると、三浦氏がLAから帰国直後らしく、その話で終始したとの事。不安はつのる一方です。
その後、中島氏と話をした時には、「曲の中で何かをするというのは無理ではないか」という事になり、阿部氏へ何気なく相談するが、あえなく却下。やはり曲とからめたいとの事。もう、後には引けません。こうなったらアイデアだと、ここで練り上げた私のパーツの所は、まず、イメージを伝えるための「風」「花」「雪」「月」用の作品を作り、スライドで投写する事と、モデルには白いドレスを着せ、中島氏に字を書いてもらい、風の日なら風のペンダントをつけるという所から、やっとスタートしました。

二月初旬、樹脂でペンダントづくり。これがけっこう楽しかったです。 (あの本番中に客席に投げたやつ。)

2月9日、「風」「花」「雪」「月」に合わせ、四つの作品撮り。(スライドでイメージを伝え、本番でそれを実演しようというアイデアから。)
撮影に参加してもらったモデル

「風」
「花」
「雪」
「月」
りえ(モデル)
知久(SAKURAスタッフ)
さやか(お笑いタレント卵。アロハーズのスタッフ)
あけみ(町でハント)
知人の吉野カメラマンと共に、仕込み10時間、撮影4時間。(風のヘア−で8時間くらいかかりました。)ぼろぼろになり、午後10時終了。
この時点では、「花」「雪」「月」の本番モデルは決まっていたのですが、風のモデルだけが決まっていなかったのです。
風を感じるように、長い毛を切らせてくれる人を・・・・・・・
ところが、舞い込んできました。飛んで火に入る、プラーっと初めて来店してきた人でした。その場で口説き落とし、交渉成立。6日前の事です。

2月16日ゲネプロ。
この時に全員、やっと形が見えてきたといっても過言ではないでしょう。
お互いのパーツパーツを午後二時から始め、練り上げていく過程で、やっと中島氏が三曲の曲間で三つの作品を書く事が決まりました。
三浦さんはスライドとそのライブ上の撮影。そして、パンフにはってあるプリクラ、会場入り口に貼り出された写真、とここに来て一気にアイデアが生まれました。
自分のパーツも、アップテンポのパーカッションソロから入り、Rock and Rollに移る事になり、曲間での動きを確認しながら、進みます。少し遅れ、19:00頃から本番と同じ進行で一度通して、終わりの21:30頃には全員「やれる」という確信が持てました。
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